養殖魚餌の研究開発①

 

こんにちは、株式会社クラウド漁業のPR担当です。

2週にわたって、クラウド漁業とは何か?そして、クラウド漁業はどうして儲かるのか?という話をしてきました。

そこで今週と来週のブログでは、株式会社クラウド漁業で研究開発している養殖魚の餌について解説していきます。

はたしてピンサバ(まだ卵を産めない小さいサバ)の畜養に適した餌とは何でしょうか?ピンサバが健康に大きく育つために、研究開発している餌が3つあります。

1つ目は未利用魚です。我々は離島の「未利用魚」に注目しております。よくある誤解として未使用魚を、死んでいたり、損傷が著しいため捨てられている 『水産系残渣(いわゆるゴミ)』だと、勘違いされている方がいらっしゃいます。

未使用魚はゴミでは無く、無傷の普通のお魚のこと。ただ、鮮魚の中でも「サイズ」や「魚種」的に食用としての市場価値がないため、 海に捨てられている魚のことを『未使用魚』と呼びます。

未利用魚の漁獲量は年間約270万トンと、国内で流通する魚の約9倍もあり、 養殖魚用餌の平均価格約50円/㎏で換算すると、離島だけで、なんと年間1350億円相当の資源量が海洋投棄されてしまっています。

たしかにそのままの状態では、食用としての価値はありませんが、これはあまりにも勿体ないですよね。この通常は捨ててしまう未利用魚を餌に使うことで、養殖費用の7割を占める餌代が大幅に安く済み、低コストが実現できます。

2つ目は酒粕です。生のお魚(カタクチイワシ等)というのは、「ビタミンB1欠乏症」による大量死のリスクが大きいです。そこで、ビタミンB1の含有量が多いものとして着目したのが酒粕。

酒粕はビタミンB群を豊富に含んでいて、未利用魚を餌にする際のリスクであるビタミンB1欠乏症を解決してくれます。

鯖街道の入り口である福井県の米を使い、終点にあたる京都市で仕込んで酒にしてもらう。その工程で出る酒かすをエサに混ぜればブランディングの面でも面白いです。

よっぱらいサバという名称は、実はこの酒粕を養殖魚の餌にするというところからきています。

3つ目は酵母です。酵母こそ餌に適した、身近な最高の微生物であります。酵母が餌として期待される理由は3つあります。

1.たんぱく質が豊富(乾燥重量比40%…魚粉以上‼)2.DHA・EPAを蓄積 3.無限に増やせる ということです。

バイオベンチャー企業である、株式会社ユーグレナがミドリムシで技術化を目指していることを、我々はこの酵母を研究開発することで目指します!

山陰地方の離島周辺でまず300匹でサバの養殖を始め、20年5月の初出荷を目指しております。来年の18年5月には離島周辺でとれた未利用魚を餌にする取り組みから始めます。

外食業で取引のある漁業協同組合などから定置網にかかった小型のカタクチイワシやトビウオなどを低価格で仕入れ、離島周辺のいけすで餌に。

離島では餌やりに人手をかけにくいため、餌を積んだドローン船が一定間隔でいけす内を走り、自動で餌をまきます。システムは企業のロボット導入を支援するゼロプラス(兵庫県伊丹市)と共同開発。自動での餌やりはこれまであまり例がなく、人手や船代も抑えられます。

養殖は2期目には3千匹、3期目に3万匹規模に広げる計画です。研究開発中の3つの餌が、効果的で良い影響を養殖魚に与えるはずです。

今週の養殖魚餌についての記事はここまで、続きは来週にお話させて頂きます。

次回も是非ご覧くださいませ。

株式会社クラウド漁業  Crowd Fishery Co., Ltd.
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本社所在地
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℡06-6335-2204 Fax06-6335-2220
E-mail yokoyama@torosaba.com
電話番号
06-6335-2204
主たる業務
(1) 水産増養殖技術の研究開発・事業化
(2) 水産増養殖プラットフォーム創造
(3) 地方創生プロデュース
(4) 飲食店業態開発・運営
(5) 漁業版SPA(製造小売業)形態の創造
取締役・顧問
【取締役】
代表取締役 右田孝宣

【従業員】
役員(代表含む)3名 従業員1名

【創業】
2017年7月7日
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